先日、日本ソムリエ協会主催のセミナーに参加してきました。
今回のテーマは「家庭で楽しむチーズとワイン」。
身近にある手軽な食材を使って、同じチーズを2度楽しむ、
そして、ワインに合わせてみようという内容。
講師はチーズ専門店フェルミエ代表の本間るみ子さん。
日本におけるチーズ分野の第一人者であり、
フランスより様々な称号も受けている方です。
チーズは5種類、ワインは4種類をそれぞれテイスティングします。
【 チーズ 】
・サント・モール・ド・トゥーレーヌ(ドゥミ・アフィネ)
・・・フランス/シェーヴルタイプ(山羊乳)
・カマンベール・ド・ノルマンディー
・・・フランス/白カビタイプ(牛乳)
・フルム・ダンベール
・・・フランス/青カビタイプ(牛乳)
・コンテ・ド・モンターニュ 18ヶ月以上熟成
・・・フランス/加熱/非加熱圧搾タイプ(牛乳)
・オッソー・イラティー
・・・フランス/非加熱圧搾タイプ(羊乳)
【 ワイン 】
・ギィ・サジェ 2006 コトー・デュ・レイヨン
・・・フランス アンジュー・ソーミュール地区/品種 シュナン・ブラン
・ラルパン・デ・ボードン 2008 トゥーレーヌ・ソーヴィニヨン
・・・フランス トゥーレーヌ地区/品種 ソーヴィニヨン・ブラン
・アンデルーナ 2007 シャルドネ
・・・アルゼンチン メンドーサ/品種 シャルドネ
・ボルナデーヴ 2007 ジュランソン
・・・フランス 南西地区、ピレネー地区/品種 グロ・マンサン
まずは、チーズをそのまま食べて、ワインを一口。
その後、チーズに合わせた「あるもの」による味の変化を楽しみ、
それによってワインとの相性がどう変わるのか、
様々な組み合わせを試してみます。
チーズに合わせた「あるもの」とは、
ドライフルーツやコンフィチュール、チョコレート、ナッツなど。
チーズに甘いものを組み合わせてみると、
コトー・デュ・レイヨンやジュランソン等の甘口のワインに更にこくと深みが出て、
単体では味わえなかったふくよかさに、なんだかしあわせを感じます。
このあと仕事じゃなかったら・・・
何度思ったことでしょう。
当店でもチーズにはドライフルーツを添えてお出ししていますが、
そのほかのものも、いろいろ考えてみたいなと思いました。
個人的に好きだったのは、、
サント・モール・ド・トゥーレーヌとコトー・デュ・レイヨン、
特にクルミに蜂蜜をかけたものとの組み合わせ。
そして、コンテにヘーゼルナッツ。
熟成したコンテのナッツのような香りに、さらに口の中で広がるヘーゼルナッツの旨味がとてもよかったです。
また、コトー・デュ・レイヨンとジュランソンは一度飲んでみたい甘口ワインだったのですが、
特にコトー・デュ・レイヨンはすっきりした甘さと香りのバランスがとてもよく、
どのチーズとの相性もよいと感じました。
どこの家庭にもありそうな、
ジャムやチョコレート、ナッツと、チーズの組み合わせ。
わざわざ買い揃えなくても、気軽に出来そうです。